モロー反射とてんかん(ウエスト症候群)の違いとは※動画あり※


このページを見ている方は、点頭てんかんの存在を知り、子どもの動きが「モロー反射」なのか「てんかん」なのか分からず、不安になっている方かと思います。

私の娘も病院で点頭てんかんの恐れがあると診断され、非常に不安な思いに駆られた経験があります。

そのときの体験を踏まえて、モロー反射と点頭てんかんの違いについて解説していきたいと思います。そしてママの不安を少しでも拭い去れれば良いなと思っています。

素人では判断がつかない⇒病院で検査してもらおう

モロー反射と点頭てんかんの違いについてこれから説明していきますが、正直に言って素人では判断がつきません。

もっと言うと、外見の動きだけでは、病院のお医者さんもどっちなのか断定が出来ないのです。

もし、「あれ?この動き…もしかして…」と思ったら、すぐに病院に行って検査をしてもらいましょう。

検査は脳波の検査やMRI検査がありますが、これらの検査をすることでほぼ間違いなくモロー反射なのか点頭てんかんなのかが判明します。

モロー反射と点頭てんかんは区別がつきにくい

赤ちゃんがなりやすい病気の1つに「点頭てんかん」があります。

点頭てんかんは、赤ちゃんなら誰でもする「モロー反射」に非常に似ているので、ママが気づかないまま放置してしまって、発見が遅れてしまいます。

それだけではなく、点頭てんかんの存在を知ったママはモロー反射との区別がつかずに、神経質になってしまったり、不安な思いをしてしまいます。

モロー反射と点頭てんかんの具体的な動作・症状を知ることで、早期発見にもつながるのでママは必ず知っておいてほしい情報です。

とはいえ、モロー反射と点頭てんかんを見分けるのは非常に難しく、実際に娘を病院へ連れて行ったときに、てんかん疑惑の動画を見せたときもお医者さんははっきりと見分けることはできず、カルテに「ウエスト症候群の恐れ」と書いていました。



モロー反射とは

モロー反射とは赤ちゃんが生まれながらに備わっている「原始反射」の1つで、どの赤ちゃんも起こりうる普通の動作ことで、この動きは個人差はありますが生後4ヶ月頃まで続きます。

モロー反射は次のような場面でよく起こります。

  • 寝ているとき
  • 大きな音を立てたとき
  • まぶしい光を当てられたとき
  • 急に高いところから低いところへ移動したとき

要するに、外部からの刺激を受けたときにモロー反射は起こります。

また、モロー反射の具体的は以下のような動きが多いです。

  • 手足を驚いたようにビクッと動かす
  • 腕を広げて指を広げる
  • 何かに抱きつくような動きをする

時にはモロー反射をした自分に驚き、反射が泣き止まないという場合もよくあります。

先ほども書きましたが、モロー反射は赤ちゃんにとって当たり前の動作・行動であり、何も心配する必要はありません。

モロー反射について、詳しくは下記を読んでみてください。

http://mens-beauty.co/モロー反射とは|モロー反射の期間や発達障害と/

点頭てんかんとは

点頭てんかんとは生後3ヶ月〜11ヶ月の赤ちゃんに発症しやすい悪性のてんかんです。

点頭てんかんの具体的な動作・行動は次のようなものです。

  • 眠いとき、目覚めた時に突然頭がガクッと垂れる
  • 手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする
  • 目の焦点が合わなくなる
  • 首が座っていたのに座らなくなる
  • 腰が据わっていたのに座らなくなる

また、このような症状が繰り返し起きます。

この症状の中で、特に「手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする」という動作がモロー反射の動きと酷似しているので、区別がつきづらいのです。

病院で見せた実際の動画

娘が点頭てんかんかもしれないと思い、実際に下の2つの動画を病院のお医者さんに見せました。
※これは娘が生後3ヶ月と11日の時の動画です。

2つの動画に共通していることは、突然腕を広げ、足を縮めるという動作です。また、表情も驚いていることが分かるかと思います。

また動画には映っていませんが、このような動きが繰り返し起きていました。





病院に行って検査をしてもらおう

病院で検査を受ける際には、疑惑の動画を録画して持参するようにしましょう。そうすることで、お医者さんもより正確な判断・対処法を導いてくれます。

病院での検査方法は次のような方法が一般的です。

  • 脳波の検査
  • 脳のMRI検査

ちなみに、娘もこの2つの検査をしたのですが、両者とも異常は見られなかったので、要観察となりました。

現在は生後9ヶ月ですがそのような動きはなくなり、お医者さんは「反応が過敏なため激しいモロー反射になったかもしれない」とおっしゃっていました。それくらい区別がつきづらいということです。

脳波の検査

脳波の検査に関しては、赤ちゃんの頭にセンサー(吸盤)をつけて、眠っている赤ちゃんの脳波を検査します。点頭てんかんは目覚める直前が最も起こりやすいので、一度赤ちゃんを眠らせ、そこから徐々に起こしていく過程で点頭てんかんか否かを判断します。

この検査は、赤ちゃんを病院で眠らせなければならないのでしんどい思いをしました。自然の眠りが一番結果が分かるのですが、全然眠らない赤ちゃんも当然いますので、その場合はお薬を使います。

脳のMRI検査

脳のMRI検査については、脳波を見るのではなく、物理的に脳の中をみることで正常な脳なのかを判断します。

この検査は大きい音が伴うこと、動くと検査ができないことから眠り薬を使用して検査が行われます。

私の娘の場合は、検査結果は次の日に来て異常なしという結果でした。

最後に

結局のところ、ママの不安を解消する一番の方法は病院で検査を受けることです。

インターネットで検索をしても、良いことばかりではなく、不安になってしまうことも当然書いてあります。もちろん情報を得ることは大切なことではありますが、そこで一喜一憂せず、病院に行き、プロに正しい判断をしてもらいましょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。