点頭てんかんとは|赤ちゃん特有の症状の検査・治療法など


生後数ヶ月の赤ちゃんを育てていくことは、ママにとって非常に神経を使います。

不安になる赤ちゃんの動きの1つに「手足を急に広げたり、ビクッとする」という動作があります。

この動きで心配になったママも多いのではないでしょうか?

その動きは点頭てんかんという病気の可能性があるのです。

私も娘が3ヶ月くらいの時に非常に心配になった経験もあるので、詳しく解説していきます。




点頭てんかんとは

点頭てんかんとは、生後4ヶ月頃から発症するてんかんの一種です。

点頭てんかんは、発作を繰り返し起こします。点頭てんかんは、男児が発症することが多いです。また、その発作は寝起きに起こりやすいと言われています。

てんかんには、普通の生活をすることができるものから、生活に支障が出るものまで様々です。

その中で、点頭でんかんは治りにくいと言われている転換の一種ですが、早期治療をすることで改善の確率が上がります。

点頭てんかんの赤ちゃんは、次のような動きをします。

  • 眠いとき、目覚めた時に突然頭がガクッと垂れる
  • 手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする
  • 目の焦点が合わなくなる
  • 首が座っていたのに座らなくなる
  • 腰が据わっていたのに座らなくなる

このような動きが繰り返し起きます。

点頭てんかんの原因

点頭てんかんは、赤ちゃんの脳に傷があることが主な原因です。

  • 妊娠時
  • 分娩時

この2つの場合に何らかの形で脳に傷がついてしまうことが多いと言われています。

点頭てんかんの主な症状

点頭てんかんになると、発作が起こるだけでなく、赤ちゃんが次第に笑わなくなったり、首や腰が以前は座っていたのに座らなくなるなど、発達が後退してしまいます。

また、点頭てんかんを放っておくと、その半数がレノックス・ガストー症候群になります。

このレノックス・ガストー症候群は発作や知的障害が出現してしまう疾患で、長期に渡って治療をしなければならない可能性が高いと言われています。



点頭てんかんに似ているモロー反射

今まで点頭てんかんについて書いてきましたが、その動きと非常に似ているものとして、モロー反射という動きがあります。

モロー反射とは、赤ちゃんが生まれつき備わっている原始反射と言われる反射の1つで、病気や疾患ではありません。

むしろ赤ちゃんにとってなくてはならない動きなのです。

私の娘も生後4ヶ月ごろに、点頭てんかんに似た動きをしていたため、不安が募りました。実際に動画をお医者さんに見せたのですが、カルテに「ウエスト症候群の可能性あり」と書いてあるのが見えました。

モロー反射について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

http://mens-beauty.co/%e3%83%a2%e3%83%ad%e3%83%bc%e5%8f%8d%e5%b0%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bd%9c%e3%83%a2%e3%83%ad%e3%83%bc%e5%8f%8d%e5%b0%84%e3%81%ae%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%82%84%e7%99%ba%e9%81%94%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%81%a8/

点頭てんかんの検査方法

赤ちゃんの動きだけで、点頭てんかんと断定することは難しいです。

なので一般的には、

  • 脳波の検査
  • MRIによる検査
  • 血液検査

といった検査をすることで、点頭てんかんなのかを見定めます。

私の娘の場合は、脳波の検査とMRIによる検査をしました。

点頭てんかんの脳波は赤ちゃんが寝ているときに現れやすいということで、うまく寝させる必要があります。私の娘は運良く寝てくれました。

MRIは、脳の断面図を調べるのですが、この検査は大きな音が発生するので赤ちゃんが寝てくれませんので、お薬を使用して寝させました。

結果として、てんかんの脳波は発見されず、敏感なモロー反射という結論で落ち着きました。

点頭てんかんの治療法

点頭てんかんの治療法は以下の3つがあります。

  • 抗てんかん薬の服用
  • ビタミンB6の服用
  • ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)療法(=筋肉注射)

抗てんかん薬は効果は弱いが副作用も弱く、一方でACTH療法は効果が強いが副作用も強い治療法です。


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