就活のエントリーシート|志望動機は論理的に。


今回は就職活動における志望動機の論理的な作り方をシェアしてしたいと思います。

というのも、僕は就職活動で志望動機を書くのに本当に苦労しました。人柄は評価されているのに、志望動機をいうとあまり納得されなかったりして落ちてしまったこともあります。

まずは論理的で説得力のある志望動機を作りましょう。

これから就職活動をする方が少しでも志望動機をスムーズに考えていただけるようになれば幸いです。

大企業に内定した人の志望動機

大企業に内定をもらった友人や知り合いの就職活動における志望動機を聞いてみたところ、共通点が1つ浮かび上がりました。それは、

 

筋の通った志望動機を意識している

 

ということです。当たり前ですが、非常に大切な視点だと思います。

志望動機で高いポイントを狙わず、自分のパーソナリティや今までの経験で高得点を狙いにいくほうが得策だと考えています。

筋の通った志望動機を作ることで、面接官に変なツッコミもされずに済みます。されたくないツッコミをされて、答えられなかったりするとマイナス評価をされかねません。

では、志望動機のフレームワークを1つ紹介したいと思います。

 

 

結論を先に書きますが、筋の通った志望動機の作り方は、以下の順に考えていきます。

  1. 軸を決める
  2. 軸から業界を決める
  3. 自分の経験、軸からその企業に決める
  4. その企業でやりたい職種を軸、経験から決める

以上の4点の順に考えていけばよいです。

それぞれについて詳しく説明していきましょう。

 

志望動機の作り方①:軸を決める

軸を決めること。これが志望動機を作る土台となります。

ぶっちゃけ各企業で軸を変えてもよいと思いますが、僕は「多くの人々を幸せにしていきたい」という軸がかなり汎用性が高くて使いやすいと思っています。笑

トヨタ自動車と電通を例に挙げて説明していきますね。

 

トヨタ自動車に行きたい

→ 軸:多くの人々を幸せにしたい(車を乗って満足してもらうことで確かに幸せにできる)

 

電通に行きたい

→ 軸:多くの人々を幸せにしたい(クライアントの課題解決をすることで幸せに出来るし、クライアントが出した良い商品を、見て、使って、感じることで消費者も幸せにできる)

 

このように、ほぼ全ての企業は世の中の人々の生活を豊かにし、幸せにしようとしています。なので、軸としては「多くの人々を幸せにしていきたい」が本当にベストだと思います。

 

注意点ですが、出来るだけ抽象的な軸を設定しましょう。都合が良いので。

次に軸を理由に業界を決めていきます。

 

志望動機の作り方②軸を理由に業界を決める

人々を幸せにしたいという軸(他の軸でも全然構いません笑)から業界を絞っていきます。これについても例を挙げて説明します。

 

自動車業界

→ 人々の生活にはなくてはならない存在であり、その自動車作りに携わることで、人々の幸せに貢献出来ると考えた。

 

広告代理店

→ クライアントが出す商品が例え良い商品でも、世の中の人々にその魅力が伝わらなければ意味がない。その魅力を伝えることで、クライアントの課題解決でクライアントを幸せに出来るだけでなく、商品を消費する人々にも満足してもらうことで世の中の人々も幸せに出来ると考えた。

 

このような感じに、軸からなぜその業界に目を付けたのか、合理的な、それっぽい理由を考えましょう。ほとんどの企業は視点は違えど社会に貢献しており、言い換えれば人々を幸せにしていると思うので、理由は見つかるはずです。

 

志望動機の作り方③自分の経験、軸から企業を決める

選んだ業界の中で、なぜその企業を志望しているのかを、自分自身の経験と軸から決めていきます。正直この部分が一番重要で、難しいと思います。ここでは企業理解が必要になってきます。

 

自動車業界のなかでなぜトヨタ自動車?

→ 安全で、高品質なトヨタ自動車に携わることでより多くの人々を幸せに出来ると考えるからです。また、インターンを経験して貴社の社員のリーディングカンパニーとしての責任とプライドに共感し、このような社員の下で成長していきたいと感じたからです。

 

広告業界のなかでなぜ電通?

→ 他の広告代理店と比べてスケールメリットとダイナミズムがあることです。より規模の大きい仕事に携わることで、より多くの人を幸せにできると考えています。

 

業界のなかで、なぜその企業なのか。その理由を作るためにインターンやOB訪問、企業研究をします。その企業しか作っていない製品があればそれに関して軸と絡められるかどうかを考えます。

このフローは最も大事な部分といっても過言ではありません。一番時間をかけるべき箇所だと感じます。

就活は恋愛と同じなのでなぜ数ある男性のなかからあなたを選んだのかを言い、納得してもらわなければなりません。また、社員の雰囲気や人柄の違いを違いとして述べるならば、数人のOB訪問では納得してもらえないと考えた方が良いです。数人の社員をみたところで、会社の社風や雰囲気を分かるはずがありませんからね。

志望動機の作り方④やりたい職種を経験から決める

なぜその企業かをいうことができたら、現段階でやりたい職種を考えていきます。

 

トヨタ自動車でやりたい職種

→ 生産技術で働きたいです。なぜなら、私は社内の人も幸せにしたいからです。設計・開発と製造をつなぐ生産技術が両サイドと妥協をせずに最高の車を作りあげることで、社外だけでなく社内の人も満足できる車を作ることが出来ると考えています。

 

電通でやりたい仕事

→ データ分析を駆使したプランニングをしていきたいです。データを用いてより的確にターゲットを絞り、商品や情報を提供をしていくことで、消費者に最大限に満足してもらうことができ、最終的に幸せに出来ると考えています。

 

やりたい職種や仕事は今までの研究内容や部活動、ゼミなどで培った経験、スキルを活かせる職種の方が説得力がありますし、深掘りされても答えることが出来ます。

 

まとめ

長々と書かせていただきましたが、僕は志望動機は作り込むものだと考えています。作り方は冒頭に書きましたが、

  1. 軸を決める
  2. 軸から業界を決める
  3. 自分の経験、軸からその企業に決める
  4. その企業でやりたい職種を軸、経験から決める

この順で考えていけば、必ず志望動機はうまく書けますよ。


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