今回は、アルセロール・ミッタル(ルクセンブルグ)についで世界第2位の鉄鋼メーカーである新日鉄住金(技術職)の選考プロセスと面接内容についての記事です。
新日鉄住金は、2012年10月1日に新日本製鐵と住友金属工業が合併してできた会社で、自動車を製造ためにはなくてはならない会社です。
※17卒で推薦ルートで内定をもらった人の話をもとにしています。
選考プロセス
公式OB訪問
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工場見学1
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工場見学2
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面談練習×3
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マッチング面談①(面接官:学生=2:1、所要時間:30分)
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面談練習
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マッチング面談②(最終)(面接官:学生=1:1、所要時間:合計90分)
工場見学が2回行われますが、これが非常に重要なフェーズになります。積極的に質問をするなどして熱意をアピールしましょう。工場見学①で高評価だった学生が次の工場見学②に呼ばれます。
各マッチング面談前に面談練習と称して摸擬面接が行われます。そこでは、人柄や指摘されたところを直そうとする姿勢などが見られているように感じました。内容は事前に伝えられる形式なので今回は割愛させていただきました。
最終の面談は2部構成になっており、技術系の社員とまず50分の面談をし、その後別室にて人事社員との面談が行われました。
また、OB訪問、工場見学の後には毎回懇親会があり、高級料理をいただくことができます。そこでも名前を覚えてもらう努力をしましょう。
面接内容について
【マッチング面談①】
マッチング面談①での面談内容を箇条書きにします。
- 研究の背景と従来の手法と何が違うのかを専門外の人にも分かるように、そして深く説明してください
- 新日鐵住金を志望するにいたった経緯を教えてください
- 苦手なものは?(人でも物でも何でも良い)
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
- 事前に提出した自己PRに対するツッコミ
- 入社してやりたいことは?(具体的に)
- 他社の選考状況
ESの代わりに、志望動機や自己PRなどを書いた面談表を事前に提出します。
面談の半分は研究内容の話でした。
【マッチング面談②】
マッチング面談②の面接内容を箇条書きにします。
- 研究内容を教えてください(マッチング面談①のときよりも深く)
- 研究分野全体の話や研究室の他の人がどういう研究をしているかを聞かれる
- 新日鉄住金を志望した経緯を教えてください
- 学校からの推薦状をいつ提出できますか?
- 他の企業や業界をしっかりみましたか?
マッチング面談②は2部構成になっていますが、2回目の人事面談は面接官がほぼ話しているのでそれを聞いているのが大半の時間を占めていたそうです。
2日後に電話で内定連絡。
内定者の学歴は大半が旧帝大以上で、たまに地方国立大(岐阜大など)がいました。これはあくまで噂ですが、旧帝大以上の学歴で新卒で入社した人が昇進できる説があるそうです。
また、技術系は推薦でしか内定をもらえません、とのことでした。
6月1日(就活解禁日)に本社に出向き、握手をして正式に内々定です。
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