キーエンスの面接内容と選考プロセスを公開!


今回は電子顕微鏡など精密機器の開発および製造販売をするキーエンスの選考プロセスと面接内容についての記事です。

キーエンスは年収ランキングにも上位に君臨する企業。年収が良い分激務という噂がよくたち、「30歳で家が建ち、40歳で墓がたつ」という名言まで出てきているほどです。

※17卒で技術職、通常ルートで内定をもらった友人の話をもとにしています。



選考プロセス

会社説明会 + クレペリン検査

Face sheet記入(所要時間:15分)

  +

ケーススタディ(所要時間:30分)

 +

1次面接(面接官:学生=1:3、所要時間:30分)

2次面接(面接官:学生=2:1、所要時間:2時間30分)

会社見学

最終面接(面接官:学生=2:1、所要時間:30分)

 

会社説明会とクレペリン検査がいわゆる0次選考の役割をになっています。当然落ちる人もいるようです。

説明会では、キーエンスがどんな会社であるのか、どんな商品を開発しているのかといった内容です。逆質問する時間が設けられますが、これは選考には関係ないようです。



面接内容について

【Face sheet】

Face Sheet はその場で書く履歴書みたいなもので、それを面接でのネタの1つにするようです。ここでは、Face Sheet の記入内容を以下に箇条書きにしておきます。

  • 名前、大学名などの基礎事項
  • 社会で活かせる能力・経験・技術などを3つの単語で
  • 学生時代に何か作ったもの・プログラムとその製作期間
  • 自慢出来るスキル(なければなしでよい)

 

【ケーススタディ】

ケーススタディでは、「工場ラインの不良品発生に関する原因の追求」に関する問題に取り組みます。

ケーススタディの実際に出題された問題文とその回答例は以下の記事をご覧ください。

キーエンスのケーススタディの問題文と回答例

 

【1次面接】

1次面接での面接内容を箇条書きにします。

  • ケーススタディの結論を教えてください
  • その結論を出した理由を教えてください&ツッコミ(こういう可能性は考えられない?など)
  • Face Sheet に書いた3つのキーワードから1つまたは2つに関しての深掘り(なぜそのキーワードを選んだのか、それが発揮できる場面など)

志望動機などは一切聞かれませんでした。したがって3つのスキルに関して考えておけばよいかと思われます。ケーススタディに関するツッコミについては回答例も併せて違う記事で書きたいと思います。

 

【2次面接】

2次面接の面接時間は実質20分少々なのですが、待ち時間も含めて合計で2時間30分かかります。待ち時間には、プロフィールシートの記入と適性検査を行います。

まず、プロフィールシートの内容を以下に箇条書きにします。

  • 学校の推薦希望の提出時期および推薦状の配布時期
  • キーエンス以外の志望している企業(志望度が高い順に5つ)
  • 会社を選ぶ軸
  • 会社で頑張りたいこと
  • 研究テーマ
  • 研究概要(この研究がうまくいくとどうなるのかを書く欄もある)

 

続いて2次面接での面接内容を箇条書きにします。

  • 研究で困難だったことを教えてください
  • 思い通りのデータが出ないときにどう行動しましたか?
  • 研究の中でのあなたの役割を教えてください
  • 研究グループは何人ですか?
  • 教授からどう思われていると思いますか?(3つ)
  • 教授からどう悪いと思われていますか?(3つ)
  • どうして今の学科を選びましたか?
  • 会社を選ぶ軸を教えてください
  • 何かものを作ったことはありますか?(なくても最悪OK)
  • 回路には興味ありますか?
  • ソフトウェアには興味ありますか?
  • 周りの人からどんな性格だと言われますか?(3つ)
  • 自分自身はどんな性格だと思いますか?(3つ)
  • 新規事業としてアイディアを出す際に気を付けることはなんだと思いますか?(3つ)

 

基本的には全てにおいて理由を答える形式です。特に3つ挙げる場合、今までに自分が発言したことと矛盾しているとツッコミが入ります。面接官は相当キレモノのようでした。

20分という短い時間なので、簡潔に答えられると良いでしょう。また、「自分はこういう人」という人物像を確立したほうが良いでしょう。

 

【最終面接】

最終面接での面接内容を箇条書きにします。

  • 今日はどうやって来ましたか?
  • 就活状況の確認
  • 会社を選ぶ軸(3つ)に優先順位をつけてください
  • キーエンスの志望度は何番目ですか?
  • 具体的にやりたい仕事を教えてください
  • ここで内定したら入社をすぐに決められますか?
  • キーエンスを知ったきっかけを教えてください
  • キーエンスを応募した理由を教えてください
  • キーエンスのイメージはどのように変わりましたか?
  • 会社見学で何を学びましたか?
  • 会社見学で気になった商品はありますか?
  • 挫折したエピソードを教えてください
  • ↑その考えからどう会社選びに役立てますか?
  • 逆質問

深掘りが非常に鋭く、他社で納得された答えでも突っ込まれたようです。また、面接官からの逆提案(その考えだとこっちの意見にたどり着くよね?)が多いのですが、自分の意見を曲げずに(状況判断が必要)納得してもらうように理由を言いましょう。

会社を選ぶ軸に関しては相当深く聞いてくるので対策が必要です。

 

最後に

キーエンスの面接は1人1人異なりまくるので、対策が難しいと言われてきました。しかし、総じて聞かれていることは、「自分でよく考えてどのように行動しているか」に尽きると思いました。

したがって内定への1番の近道は「自己分析」だと思います。

 

以下のキーエンスのケーススタディの問題文と回答例の記事も是非チェックしてください。

http://mens-beauty.co/keyence_case-stady/

 

 

 


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