【COMPANY Forum】一橋大教授 楠木建氏の講演の感想【ワークスAP】


9月28ー29日に六本木ヒルズで開催されたワークスアプリケーションズ主催の「COMPANY Forum 2016」に行ってきました。

そのなかで、今回は一橋大学教授の楠木建氏の講演の感想などを記していきたいと思います。

9/29 16:10-17:10 優れた経営者の条件

六本木アカデミーヒルズにて、一橋大学教授の楠木建氏の講演、「優れた経営者の条件」を聞いた。

大変お恥ずかしい話だが、僕は楠木さんのことを一切知らなかった。なので見た目から、百田尚樹さんみたいな人なのかな〜なんて思ってた。

講演が終わるまでに印象に残ったことを3つ挙げていきたいと思う。

講演が始まり、僕の1つ目に印象に残ったこと

「声がかっこいい」

A.T カーニー株式会社 日本法人会長である梅澤高明氏もそうだが、優れた経営者やコンサルタントはまず声がよろしい。相手を説得する1つの要素として声は大切なのだろうと思いました。

2つ目に印象に残ったこと

「センスのない奴は経営者になるな」

という言葉。

センスがない人はいくら頑張っても失敗するらしい。話の中ですごく納得した話がある

センスとスキルは違うという話。

スキルは国語算数理科社会のような人によらず、公式に当てはめることで答えを導きだすことができる。

一方センスは、モテること。モテるための方程式は存在せず、人に依る能力である。モテることがスキルであると勘違いしている本もあり、それらを読んで論理的に自己分析してもモテた試しは恐らくないだろう。

経営もセンスが問われる仕事なのです。スキルは育てることが出来るが、センスは育てることが出来ない。

楠木さんは例として、飛行機の機内食に関するお話をされた。

センスがない人は2種類の機内食の選択割合から、仕入れ数の割合を逆算して決める。逆にセンスのある人は、どうせ搭乗者は機内食に期待していないんだから、全てカレーで良いのではないか?カレーが嫌いな人はいないだろう。と考えるのです。

センスのある人は、商売全体を俯瞰し、優先順位を的確に決められる人のことを言うのでしょう。

このような話を聞いて、僕は経営者には向かないだろうなと思いました。笑

そして、3つ目に印象に残ったこと。

「おもろい」

楠木さんが2010年の上梓した「ストーリーとしての経営戦略」に関するクレームに関する自虐ネタや、他の書籍に対する的確なディスりなど、お話がめっちゃ面白かったです。かく言う楠木さんも、優れた経営者は「話がおもしろい」と言っていて、これは自慢をしているのか?と思ってました。

話が面白いひとは総じて魅力的です。

また、楠木さんが経営学を学ぼうとした一番の理由は楽そうだからだったそうで、その脱力感さえもセンスが良いなと感じてしまいました。(楠木さんの虜になった僕は、youtubeで楠木さんが出演しているラジオを発見したのです)

まとめ

今回は、「COMPANY Forum 2016」にて、楠木建氏の講演を聞いた感想を書きました。僕はこのビジネスフォーラムで合計9名のお話を聞いたのですが、楠木さんの講演が1番身を乗り出して聞いていたと思います。

まずは、彼の著書「ストーリーとしての経営戦略」、「好き嫌いと才能」を読んでみたいと思います。


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